Dress Line "Raglan Coat"
ザ・ドレッシング・ラボのオーダーコート Raglan Coat(ラグランコート)をご紹介します。
Raglan Coat(ラグランコート)
ラグランコートをご紹介します。特徴は弊店のチェスターやステンカラーの様なセットインスリーブと異なる袖の付け方。首元から脇の下に向かって縫い付けられた袖をラグランスリーブ(ラグラン袖)と言います。当然パッドなどが入らず、柔らかく丸みを帯びたショルダーラインになります。袖口にはタブが付きます。
シルエットは弊店のコートの中で最もゆったりとボリュームを持たせています。美しいAラインで、長めの丈も手伝ってドレープが豊かなシルエットです。お好みですが、バックベルトで腰を絞ると、尚このドレープが活きて参ります。
デザインはシングルとダブルがあります。ダブルラグランはトレンチコートの様な雰囲気があります。大きめの上襟が、美しく立つ様に設計されています。
仕立て方には2種類あります。全面裏地を付ける総裏のスタンダードな仕立てと、大見返しと言って裏地を極力省いた仕立てがあります。滑りや防寒性を重視なら総裏、軽快さ重視なら大見返しが良いでしょう。特にコットンやナイロンでレインコートを仕立てるなら、大見返しはイチオシです。
フィッティングについて。チェスターコートの様にぴったりと着て体のラインを美しく見せるフィッティングとは正反対のフィッティングで、こちらに関してはドレープ感や柔らかさ軽さを楽しんで頂ける様、ゆったり目で丈も膝下くらいが気分です。まるでバスローブの様にラフにバサッと羽織って頂ければ幸いです。ベルトでキュッと腰を絞るも良し、前を開けてベルトはポケットに突っ込んで、裾を風になびかせるも良し。
素材も選択肢が広いです。しっかりとしたコート生地で仕立てるのはもちろんの事、スーツやジャケット用のフランネル素材で仕立てても柔らかい雰囲気が強調されて素敵です。また、スプリングコートもしくはレインコートとして、コットンギャバジンやワックスドコットン、さらにはナイロンで仕立てるのも大いにありです。堅苦しく無い雰囲気ですので、着こなし次第でビジネスから普段使いまでOKです。着方、使える生地、着用シーンと、何でもありなオーバーコート、それが弊店のラグランスリーブコートです。