オーダーメイドレザージャケットのご紹介
今回はドレッシングラボの隠れた人気メニュー、「オーダーメイドレザージャケット」のご紹介です。
レザージャケットと言いますと、テーラードジャケットもあれば、ライダースやボンバージャケットなどスポーツやミリタリー系のジャケットもあります。弊店ではご要望に応じて基本的にどのタイプでもご注文頂けますが、ドレッシングラボならではのこだわりとして、ボトムスにスラックスを持ってきたり、インナーにドレスシャツを持ってきたりといった、ドレスカジュアルに無理なく合わせて頂ける様な、エレガント過ぎずカジュアル過ぎずのアイテムをお仕立てする様にしております。
まずは基本となるテーラードジャケットのディテールをご紹介させて頂きます。
「シングルテーラードジャケットのディテール」
1着目にして大満足の仕上がりとなりました。とにかく軽く柔らかく、肩周りのストレスも皆無です。
選んだ素材はグレージュのシープスキン。しっとり起毛した上質のスエードは吸い付く様なしっとりとした手触り。ウールやカシミヤともまた異なる、着心地の良さです。マットなスエードは、オーダーレザージャケットの入門としてコーディネートに取り入れ易いと感じました。
胸ポケットは船底の様にカーブしたバルカポケット。繊細な縫製で、一般にイメージされるワイルドなレザージャケット感が薄いのが弊店の仕立ての特徴です。
背中はこの様な感じ。やはり縫い目の美しさが際立ちます。
袖口は本開き(本切羽)。今回はスポーティーに3つボタン並べ付け。もちろん4つボタン重ね付けなども可能です。
ボタンを開けてみました。
腰ポケットはあえての両玉縁フラップなし。アウトポケットほどカジュアルにならず、上品な印象に。しかしレザーでここまで繊細な両玉縁はなかなか無いのではないでしょうか。
特にこだわった、カーブを描いたゴージライン。仮縫いのジャケットに直接ペンでイメージするゴージラインを書き込んで、職人に依頼しました。カーブの具合、高さや角度など、理想に近い仕上がりになりました。
ここからはレザージャケットのコーディネートのご紹介。お客様からも「レザージャケットに憧れはあるけど、コーディネートが難しそう」「買ってみたけど、どうやって着たらよいか分からない」というお声を頂き、今回オーダーしたスエードジャケットを着回してみました。
「コーディネートその1」
ウールポロシャツ+ドローストリングパンツ+スニーカー
弊店のレザージャケットは肩パッドなど入れず軽快に仕立てますので、ドレスカジュアルとの相性も抜群。ポロシャツに起毛感のあるドローストリングパンツ、そして足下にはスエードのアディダス「キャンパス」を合わせてみました。ともするとキザなイメージのレザージャケットですが、このくらい崩すと普段でも着やすいのではないでしょうか。これからの季節はパーカーなど合わせても格好良いですね。
「コーディネートその2」
デニムシャツ&ネクタイ+コットンスラックス+モンクストラップシューズ
シャツタイで少しドレッシーなジャケパンスタイルにしてみました。オフホワイトのパンツでトップスを引き立てつつ、ブラウンとブルーの2色でまとめています。
こういうコーディネートの時、デニムシャツがあると心強いですね。ノーネクタイでニットカーディガンやベストを合わせても素敵です。
「コーディネートその3」
モックネックニット+ウールスラックス+コインローファー
冬らしいコーディネートにしてみました。ライトブラウンのカシミヤモックネックに、フランネルのパンツ、足元は黒のローファーで締めました。
カシミヤニットにしっとりスエードジャケットは間違いのない組み合わせですね。優しく包まれている感じで、ものすごく気持ち良い着心地です。
シングルのテーラード以外に、ダブルブレステッドのジャケットもお仕立て可能です。
「ダブルブレステッドジャケット」
ブラックのゴートスエードで仕立てたダブルブレステッドのジャケット。
カーブを描いた広いラペルが格好良いです。
シャープな印象のピーク。
口が広がらず綺麗に身頃にフィットしたパッチポケット(アウトポケット)。
袖口は4つボタン重ね付け。
バックスタイルもシェイプが効いていて美しいです。
大身返し仕様。背中は前面に裏地をつける総裏が基本ですが、さらに軽快に裏地を極力省いた大身返し仕様にすることもできます。
私も2着目は迷わずダブルブレステッドをオーダーしたいです。深いネイビーのスエードにメタルボタンで、ネイビーブレザーの様に仕立てようかと妄想中です。
ここからはレザージャケットをオーダーする際に選んで頂けるアクセサリーをご紹介して参ります。
「革見本・裏地・ボタン」
レザーはしなやかで美しいシープスキンをメインにご提案しています。表革(ナッパ)、スエードなど100種類近い革のカラーバリエーションがあります。シープスキン以外にもカーフ、ゴートスキン、ハラコなど、リクエストに応じて様々な革がご用意可能です。
裏地は無地のキュプラに加えて、イタリア製の柄物の裏地も豊富に取り揃えています。
ボタンは水牛(ホーン)ボタン、シェルボタン、ナットボタンなど天然素材を中心にご用意しています。
ブレザー調にメタルボタンを合わせるのも素敵です。
お好みで内ポケットにネーム刺繍をお入れすることができます。
反対側には弊店のブランドネームがつきます。
「採寸」
まずはお体をメジャーで測ってヌード寸を記録した後に、ウール素材で仕立てたサンプルのジャケットをお召し頂いてバランスを確認します。その後、約1ヶ月で仮縫いのジャケットが完成しますので、その仮縫いジャケットをご試着頂いて、最終的な寸法や補正の確認をさせて頂きます。ここでデザインやサイズの微調整も可能です。仮縫い後約1ヶ月でオーダーメイドレザージャケットの完成となります。
「ご注文例」
テーラードジャケット以外に、ボンバージャケットやライダースジャケットなど、スポーティーなレザージャケットのオーダーも承っております。実際にお客様にご注文頂いたボンバージャケットを、ご紹介させて頂きます。
落ち着いた深い色合いのダークブラウンのシープスキンで、ボンバージャケットをご注文頂きました。襟と裾、袖口には、ウールのリブを配して、着心地も抜群です。
革と仕立ての上質感が引き立つ様、極力シンプルなディテールでまとめていますが、ファスナーのみゴールドで主張のあるものにして欲しいとのリクエストを頂き、特別にご用意したのがこちら。存在感のある引き手が、程よいアクセントになっています。
ファスナーの裏など、隠れるところも丁寧に仕上げられています。実は裏地も遊んだのですが、ここでは秘密とさせて頂きます。
ドレッシングラボのオーダーメイドレザージャケット、いかがでしたでしょうか。着心地良く長くお召し頂けることに加え、お客様お一人お一人のお好みに合わせてアレンジを楽しんで頂けるところも、大変お勧めです。ドレッシングラボらしくオンからオフまで活躍する、良い塩梅のレザージャケットをご提案します。
オーダーメイドレザージャケットについてのご質問はContactフォームから、オーダーやお下見のご予約はReservationフォームから、ご連絡頂けますでしょうか。皆様のご連絡を心よりお待ちしております。どうぞ宜しくお願い致します。