DRAPERS 2024年秋冬の新作生地のご紹介

hayashi
店主
林 倫広

ドラッパーズ社の2024年秋冬新作生地を一挙にご紹介しております。ぜひご覧くださいませ。

20240821_drapers_01.jpg

ドラッパーズからは、毎シーズンお楽しみにされている方も多い、シーズン限定のGOLDEN SELECTION(ゴールデン・セレクション)に加えて、新たなバンチブックが4冊届きました。

FEATHERWEIGHT FLANNEL

20240821_drapers_02.jpg

「フェザーウエイト フランネル」とは、ヘビーなフランネルと対比して、ボクシングのフェザーウエイト級にちなんで付けられた ユニークなネーミング。起毛感がありながら270gと軽快な目付けで、夏以外の3シーズンに渡りフランネルが楽しめるというコンセプトの生地です。

20240821_drapers_03.jpg

20240821_drapers_04.jpg

20240821_drapers_05.jpg

20240821_drapers_06.jpg

20240821_drapers_07.jpg

秋冬中心の3シーズン着られるスーツはもちろん、合わせやすい色が揃っていて、単品のパンツを仕立てる際の候補にもなりそうです。「フランネルは着てみたいけれど、本気のフランネルは着られる季節が限定されるから、もう少し気軽に季節感が楽しめる生地はないかな」という方はぜひ。

PANTHEON

20240821_drapers_13.jpg

20240821_drapers_14.jpg

続いては「パンテオン」。これまでドラッパーズにありそうでなかった、Super 130'sの原毛を用いたオールシーズン着用可能なスーツ生地のコレクションです。

20240821_drapers_15.jpg

20240821_drapers_16.jpg

間違いのない色柄展開。上質感と実用性のバランスがとても取れた、素晴らしいスーツ地です。さらにコストパフォーマンスも良いので、「週一回くらいのペースでオールシーズン着られる、そこそこ光沢もありつつ安心して着られるスーツ」というリクエストには、まずこの生地をおすすめするでしょう。

20240821_drapers_17.jpg

弊店でも、パンテオンより特にお勧めしたい色柄を数着分仕入れましたので、ご来店の際はぜひ肩に生地をかけてお試しください。

Greenhills

20240821_drapers_08.jpg

ここからはさらにラグジュアリーな生地をご紹介。まずは名作「グリーンヒルズ」がSuper 160'sからSuper 180'sにアップグレードしてリニューアルしました。

20240821_drapers_09.jpg

グリーンヒルズとは、ドラッパーズの親会社であるヴィターレ・バルベリス・カノニコ社がオーストラリアに持つ牧場の名前。直営のグリーンヒルズ牧場で大切に育てた羊から取れた極細の原毛を100%用いて織られた、ドラッパーズならではのエクスクルーシブ・ファブリックです。

20240821_drapers_10.jpg

20240821_drapers_11.jpg

原毛の素晴らしさに加えて、さすがテーラーの仕立て易さを考えるドラッパーズ、トロトロ過ぎず滑らかな中に適度なハリやコシを感じられる生地です。

20240821_drapers_12.jpg

昨今人気が再燃しているストライプも素晴らしいですが、せっかくのSuper 180's。原毛の魅力をストレートに味わえる、ヘリンボーンやシャークスキン、無地などがイチオシです。極細番手のラグジュアリーなスーツが着たいけれど、実用性や耐久性に不安をお持ちの方は、ぜひ「グリーンヒルズ」にトライしてみてください。

PURE CASHMERE

20240821_drapers_18.jpg

カシミアのバンチブックもリニューアル。これまではコート生地だけの展開でしたが、春夏〜秋冬のジャケット生地に、コート生地もライトウエイトとヘビーウエイトの2種類から選べるように。

20240821_drapers_20.jpg

平織り(250g)

20240821_drapers_19.jpg

まずは春夏ブレザー用の平織り。一見カシミアに見えないプレーンな質感は、ドラッパーズならではのチャレンジ。でも手触りはシャリっとした中にぬめりが感じられて、やっぱりカシミアです。

20240821_drapers_21.jpg

カシミアだけどカシミアに見えない、ある意味一番贅沢な生地。控えめな印象で、でも軽くてとにかく柔らかいサマージャケットをお求めの方は、ぜひ。

綾織り(330g)

20240821_drapers_22.jpg

続いてはツイル織のジャケット地。カシミアのツイルならではの、しなやかさとドレープ感がお楽しみいただける生地。

20240821_drapers_23.jpg

330gの起毛感のない素材感で、夏以外の3シーズンお召しいただけます。シンプルでどこでも着られて、でも着心地と素材にはこだわりたいという方にうってつけです。

ヘリンボーン(330g)

20240821_drapers_24.jpg

ツイル織と同じクオリティの、いかにもドラッパーズらしいヘリンボーン。

20240821_drapers_25.jpg

ヘリンボーンのジャケットは普遍的で、色違いや素材違いで何着でも欲しくなります。

続いてはビーバー。「ビーバー」とは、綾織りの生地を縮絨(生地を洗うなどして水分を与えることで、縮めて目を詰める加工)した上に起毛仕上げをして、生地にボリュームを持たせつつ滑らかな毛並みと光沢を表現する仕上げのこと。ビーバーの毛皮に似ていることから、この名前がついています。ドラッパーズのカシミアビーバーは①360g②480g③550gの3バリエーション。

ビーバー(360g)

20240821_drapers_26.jpg

これぞカシミアビーバーらしい光沢としなやかさ。360gとライトウエイトで、ジャケットにはもちろん、軽く羽織るコートにも。

20240821_drapers_27.jpg

20240821_drapers_28.jpg

ビーバー(480g)

20240821_drapers_29.jpg

アースカラーのバリエーション。ドラッパーズらしい良い色が揃っています。コートはもちろん、コート代わりの暖かいジャケットを仕立てるのもありですね。

20240821_drapers_31.jpg

ブルーのグラデーション。

20240821_drapers_30.jpg

ドレッシングラボでは、こちらのアーミーグリーンでニューアイテムのサンプルを作成中です。9月にはお披露目できるかと思いますので、ご期待くださいませ。

ビーバー(550g)

20240821_drapers_32.jpg

ヘビーウエイトのコート地はキャメル、ブルー、ネイビーの3色。たっぷりのカシミアを用いた、ラグジュアリーオーバーコーティング。とにかくしっかりと暖かいカシミアのコートをお求めの方は、この生地ではないでしょうか。

GOLDEN SELECTION

今シーズン限定のゴールデン・セレクションもご紹介して参ります。これまでにないクオリティの生地が毎シーズン発表されて、ドラッパーズの勢いを感じられます!

ウール・カシミア・シルク(スーツ生地)

20240821_drapers_35.jpg

見るからにラグジュアリーなスーツ生地が登場。ウールにカシミアとシルクをミックスして、しっとりとした光沢とドレープ感があります。

20240821_drapers_34.jpg

目移りする、カラーバリエーション。

20240821_drapers_36.jpg

上質感がありつつ、カジュアルな親しみやすさもある生地なので、ビジネスカジュアル用のセットアップや、パンツ単品にも良さそう。

20240821_drapers_39.jpg

ウール・シルク・リネン(スーツ生地)

20240821_drapers_41.jpg

これまでも秋冬のウールシルクリネンのジャケット生地はありましたが、スーツ生地は初ではないでしょうか。リネンをミックスすることでカジュアル感が加わり、柄の展開もスーツ上下はもちろん、ジャケットやパンツを単品で使えるように考えられているのが分かります。

20240821_drapers_40.jpg

私もこの3色使いのチェックから1着自分用にセレクトしました。ありそうでないスーツに仕上がりそうです。

20240821_drapers_42.jpg

こちらは単色の織柄。織柄にウールシルクリネンの素材感がマッチして、素晴らしい。

ウール・ポリアミド(ジャケット生地)

20240821_drapers_44.jpg

もこもことしたテクスチャーがユニークなジャケット生地。くっきりとした発色も魅力的。カジュアルなジャケットはもちろんですが、ショールカラーで華やかなディナージャケット風に仕立てても楽しそうです。

20240821_drapers_43.jpg

ジャケット生地

20240821_drapers_45.jpg

ドラッパーズらしいチェックパターンのジャケット生地たち。

20240821_drapers_46.jpg

今期のキーカラーである、パープルとグリーンの差し色が至るところに。

20240821_drapers_47.jpg

お目に留まる生地はありましたでしょうか。ぜひ店頭にて、実物を見て触っていただけると幸いです。

Photo Gallery

シャトーブリアンで仕立てた、至高のフルブローグ Caccioppoli 2024年秋冬の新作生地のご紹介
Posted by Tomohiro Hayashi
林 倫広

服に関わる駆け込み寺として、お気軽にご相談頂いてお役に立てれば何よりです。
皆さまとお目にかかりお手伝いさせて頂ける事を心から楽しみに致しております。
※ご来店の際は必ずご予約をお願い致します。
お下見・ご相談だけでも喜んで承りますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

ご質問・ご相談 来店のご予約 facebook