MTM OVERCOAT debut !! vol.2
オーバーコートのご紹介をした途端にぐっと秋が深まり、喜んでいます。
このままもっと寒くなれと念じています。
さて、ザ・ドレッシング・ラボのオーバーコート2型目は、案の定のChesterfield Coat(チェスターフィールドコート)。
選ぶ生地や仕様によっても変わりますが、オーバーコートの中では最も格式の高いアイテムと位置付けられています。
シングルとダブルの2種。
シングルチェスターは3つボタンの中一つ掛け。
ジャケットと同じくクラシカルな広いラペル。
胸の辺りから立体的に立ち上がるラペルのロールが見どころです。
必ず1着はワードローブの中にお持ち頂きたい、正統派の外套。着ている方の格を上げる力があります。
ダブルチェスターは6つボタン。
絶妙なカーブを描いたとても広いラペル。
威風堂々とした印象です。
Loro Piana ロロピアーナ社の名作PECORA NERAペコラネラにて仕立てました。染色されていない羊毛そのもの色を活かした独特のブラウンが非常に美しく、弾力に富んだ風合いがボリュームのあるダブルチェスターの仕立てともマッチしております。
ダブルについては生地がしっかりとフロントで重なり、風の侵入も防ぐので、シングルよりさらに防寒性が高いです。
端正なシングルはもちろん良いのですが、迫力のダブルも見過ごせない魅力があります。
同じチェスターフィールドとは言え、全く違う個性を持っています。
両方欲しくなるという困った事態になりがち。
続いてはザ・ドレッシング・ラボならではのチェスターフィールドコートの特徴について。
まずはじっくりと時間をかけて形作られた丸みを帯びた立体的なフォルム。
上質感はありつつ威圧感を与えない。
エレガント且つソフトな印象が身上。
ジャケット同様、肩パットは入れず、とてもナチュラルなショルダーライン。
これで下に冬物のジャケットとベストを着ている状態ですが、コートもジャケットもノーパッドゆえに厚みが出ません。
そして肩全体に重みが分散される設計。
柔らかく、軽い着心地を追求しています。
フィット感も最高レベル。
上襟がしっかりと登っていて、襟が首と胸に吸い付く感覚があります。
コートの胸元からジャケットの襟が覗く、襟が抜けてしまう、等の心配は皆無です。
肩の厚みを包み込む前肩のボリューム、そしてしっかり前振りに作られた袖。
美しく、そして動きやすい工夫です。
袖が太いと重厚になり過ぎるので、オーバーコートにしてはかなりすっきりと細く見える様に作っています。
決してすごく絞ってある訳では無いのですが、立体的な仕立てにより前から見ても後ろから見てもとてもメリハリのあるシルエット。
でも、着てみると締め付けが無くて、とても快適。
さらにチェスターフィールドコートは基本のディテールに加えて、味付けの選択肢があります。
シングルピークドラペル。
これもまた美しい襟です。
バックベルト。
背中のドレープが強調されます。
チェンジポケット。
スポーティーな雰囲気をお求めの方には、腰ポケットを箱ポケットにする事もできます。
ザ・ドレッシング・ラボのMTM OVERCOAT、いかがでしたでしょうか。
気になるコートがありましたら幸いです。
このOVERCOATのお披露目も兼ねてオーダーイベントを下記日程で開催致します。
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The Dressing Lab.
OVERCOAT MTM EVENT 2019
2019年10月18日(金)〜11月17日(日)
※ご来店の際はご予約をお願い致します。
お下見・ご試着だけでも大歓迎です!
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会期中はささやかながらオーバーコートのご注文を通常価格の10%offにて承ります。
コストパフォーマンスの高い限定生地や、希少性の高いカシミア生地などコート地もふんだんにご用意致しました。
ぜひ袖を通しにいらして下さい。
お気に召して頂ける事請け合いです。
ご来店を心からお待ち致しております。