2023SSリコメンドファブリックvol.1 Caccioppoli 「Jackets」「Suits」「Sun Dream Ⅳ」

hayashi
店主
林 倫広

2023年最初のリコメンドファブリックは、ナポリのマーチャント「カチョッポリ」からスタート!まだバンチブックは届いていないのですが、最新の春夏ジャケット生地とスーツ生地を、一足先にお届けします。おしゃれをしてお出かけしたくなる、楽しい気持ちにさせてくれる生地たちです。ぜひご覧ください!

Caccioppoli 2023SSリコメンドファブリック

Jacket
チェック
ホップサック
ヘリンボーン
ブルーコレクション
Suits
ストライプ
チェック
プレーン
コットンソラーロ
Sun Dream Ⅳ
スーパー130's ソラーロ
スーパー150'sウール&シルク
プレーン

「Jacket」

今春夏のジャケット生地も、主役はウール×シルク×リネンの3者混。定番のブルー、ブラウン系に加えて、ベージュ、パープル、ターコイズブルーが目をひきます。

チェック

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最近は秋冬ファブリックにも、リネン混が増えてきています。そこそこボリュームのあるサマーツィード、色目やコーディネート次第では、オールシーズン着られちゃいます。

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マドラス調のチェック。パキッとした発色が楽しいです。チェックの色を拾って、合わせるパンツのイメージが湧きます。

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ビスコース×コットン×ポリアミドで超ざっくりした風合い。裏地無しで仕立てて、Tシャツの上に羽織ったら、気持ちよさそう。

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ホップサック

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深みのある発色の定番3者混ホップサックは、弊店でもロングセラーです。

ヘリンボーン

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このヘリンボーン、本当に良い色が揃っています。

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今回のコレクションでも、ひときわ異彩を放っているのが、こちらのざっくりとした、大ぶりのハウンドトゥース。オフホワイトベースに、ライトブラウン、さらにブルーグレーがトッピングされています。組成は、カナパ75%・ウール25%。

「カナパというと、たしかリネンの兄弟?」くらいのあいまいな知識だったので、改めて調べました。「Canapa」はイタリア語で大麻のこと。カナパで検索すると、某イタリアブランドのかわいいバッグが沢山ヒットして、なかなか素材の情報にたどり着けませんが(笑)、英語の「Hemp(ヘンプ)」で検索すると、お目当ての情報が出てきます。

カナパは、お馴染みのリネンやラミーなどと同じく、麻の一種です。ただ、リネンとヘンプでは同じ麻でも、種類も特徴も違います。繊維が長くしなやかなため、スーツやシャツ素材に重宝されるリネンと比べ、カナパは繊維が硬く短いため、衣料品にするには加工が大変&ウールなどをミックスしないと、ジャケットの強度を満たしません。そんな手のかかるカナパをわざわざ使うのは、カナパならではの大らかなざっくりとした風合いが魅力的だからです。そして機能性にも優れています。調湿性に優れている上に、熱伝導性が低いため、夏場でも涼しく、蒸れないが特徴です。加工はちょっと大変だけど、着心地の良い繊維だということです。

いまでこそ珍しいカナパ(大麻)素材ですが、なんと日本では縄文時代には縄などで使われていたそうで、実は日本人にも馴染み深い素材とのことです。私のずっと昔のご先祖様も、カナパにお世話になって暮らしていたかも知れませんね。そんな祖先から受け継いだ血が騒いだのか、一目見て気に入り、こちらの生地でジャケットを仕立て中。カナパのジャケットは初なので、仕上がりが楽しみです!

ブルーコレクション

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イタリア人が強いこだわりを持つブルー。カチョッポリももちろんの力の入れ方。織り方やウエイト、微妙な色の違いでこれだけ揃います。

「Suits」

スーツ生地も、ジャケット生地に近いテイスト。リゾート感のあるウール×シルク×リネンの3者混が多く見受けられます。トレンドと言われるパープルが目立っています。今春夏も、やはりワイドピッチのストライプは外せません。

ストライプ

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チェック

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ウール・シルク・リネンのかすれた感じが、雰囲気たっぷりなチェック。上中央のブラウンチェックは、昨年のコレクションにもあり、一目惚れでスーツを仕立てました。商談の際にコジモ氏に仕立てたスーツを見せたところ、とても喜んで、カメラに収めてくれました。今回仲間入りした、パープル系のチェックが新鮮です。

プレーン

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スーツはもちろん、単品でジャケットやパンツにも良さそう。パンツはリゾートっぽくワイドなシルエットなど、いかがでしょう。

コットンソラーロ

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これまた一人だけ浮いている、コットンソラーロ。コットン100%のインディゴブルーで、個人的には「ヘリンボーンデニム」と呼びたいです。「これ1色だけなのですか?」とコジモ氏に聞いたら、「他にときめく色が無かったから。」とのことでした。コジモ氏は先にご紹介したカナパのベージュのジャケットに、このパンツを合わせるコーディネートを提案していました。

こちらも私には刺さりまして、スーツを仕立て中です。いわゆる「デニムスーツ」は、いつでもとても惹かれるのですが、ドレッシングラボにしてはカジュアルになり過ぎるかなと敬遠しておりましたが、こちらは凹凸が少なく、糸も細くてウールライクかつヘリンボーンなので、程よく抜け感のある、上品なスーツに仕上がりそう。もちろん単品使いも、楽しむ気満々です。

「Sun Dream Ⅳ」

カチョッポリの春夏スーツ生地では最もラグジュアリーなコレクション、「サンドリーム」がⅢからアップデイトされて登場!スーパー150'sにシルクを15%ミックスした定番のクオリティが素晴らしいのはもちろん、今回のⅣからさらに色数が増えた、スーパー130'sソラーロもヒット間違い無し。

スーパー130's ウールソラーロ

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前回のⅢよりもヘリンボーンの幅が若干広くなり、色数が増えたソラーロ。ヨーロッパでは、カジュアルなスーツの仕立てにマッチする、ソラーロ人気が続いているそうです。昨年登場したドラッパーズの「サファイア」など、昨今のソラーロはウールシルクが一般的で、ウール100%のソラーロは、かなりレアな存在。「ソラーロは惹かれるけど、ウールシルクソラーロだと普段着るにはちょっと華やか過ぎるかな?」という方にうってつけです。

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ソラーロ上段。サックスブルーからネイビーまで、ブルーは5色のバリエーション。商談の際に、カチョッポリのヴィンチェンツォ氏も誇らしげにアピールされていました。このブルーソラーロで、サンプルのスーツを仕込んでおりますので、お楽しみに。仕立てることで立体的になって、光が当たったら、さぞや美しいでしょう。

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ソラーロ下段。もはや定番色の仲間入りをした昨今のトレンドカラー、「グリーン」「ブラウン」に加えて、ベージュ系。手前のオレンジが、最もオリジナルのソラーロらしい色使い。裏の糸色も鮮やかです。

スーパー150'sウール&シルク

ここからはサンドリーム定番の、ウール&シルク。ダブルフェイスのストライプは色気たっぷりですし、比較的コンサバなグレンチェックや、ヘリンボーン、無地も、細番手のウールとシルクの艶で、控えめな中にリッチさと色気が感じられて、とても好ましいです。

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ナポリのマーチャントらしく、ブルーに並々ならぬこだわりのあるカチョッポリならではの、ブルーグラデーション。美しいです。

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ワイドピッチのストライプ。ジャケット単品でも良さそう。

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上段左の絶妙なグリーンが気になります。

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プレーン

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無地系もこのカラーバリエーション!ダークスーツも、サンドリームなら爽やかさと色気を備えた仕上がりになりそうです。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。皆様の気になる生地はありましたでしょうか?ぜひドレッシングラボに、実物の生地を見にいらして下さい。

"New Fabric Fair 2023SS"
2023年1月24日(火)〜2月25日(土)

ドレッシングラボでは春夏の新作生地のお披露目も兼ねて、新作生地のフェアを開催致します。素晴らしい新作生地をご覧頂くと共に、触れて質感を楽しんで頂きたく、ぜひこの機会に足をお運び下さいませ。


対象ブランド:Caccioppoli(カチョッポリ)・DRAPERS(ドラッパーズ)
※新作含む春夏のコレクション限定


対象アイテム:スーツ、ジャケット、パンツ、ベスト、コート

特典:フェア対象の生地からのご注文は、フェア期間限定の特別価格にてご注文を承ります。

Photo Gallery

キャメルヘアで仕立てた人生初のビスポークコート。「ダブルチェスター コート」
Posted by Tomohiro Hayashi
林 倫広

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