TDL Sports Line vol.2 「バンドカラープルオーバーシャツ」「スポーツジャケット ダブルブレステッド仕様」完成
長い題名で恐縮ですが、スポーツライン第二弾、2アイテムが追加となりました!
今回も心からお勧めできるアイテムです。
まずは「バンドカラープルオーバーシャツ」。
プルオーバーシャツとは、通常のシャツの様にフロントが全開になるのでは無く、上から被って着るタイプのシャツの事。
早速ご覧下さい。
リネンやストライプ生地も良いのですが、まずは日本製のインディゴシャンブレーで。
経年変化が楽しみです。
今でこそカジュアルでマイナーなプルオーバーですが、近代のドレスシャツが確立された当時はプルオーバー型が一般的で、今の様なフロントオープン型が主流となったのは19世紀も後半になってからの事。
そう言われると段々プルオーバーがクラシックでエレガントに見えてきます。
バンドカラーは高すぎず低すぎず。
前立ての雰囲気も上品です。
柔らかい仕立てですが、前立てや襟の立ち方がすごく良い塩梅です!
細く美しい三つ巻で裾の仕上げも抜かりありません。
パンツからシャツの裾を出して着る着方(タックアウト)にも対応できる様、裾のラウンドカットはドレスシャツより浅目に。
スポーツラインのシャツはギャザーでは無く、タックで背中にゆとりを入れています。
ヨーク(襟の下の肩を覆う部分)は弊店ドレスシャツと共通の仕様で真ん中に縫い目の入った「スプリットヨーク」となっています。
バイアスにカットしたパーツを縫い合わせる事で一枚のパーツで出来たヨークよりも格段に動き易くなります。
この辺りも地味なポイントではありますが、確実に快適性と機能美に繋がります。
着てみました。
まずはタックアウトした状態。
実は人生初プルオーバーシャツでした。
この位タイトに作ると着る時に腕を通すが少しコツがいりました。
が、着てみると快適この上ないです。
裾のラウンドカットが浅くなっていてタックアウトしてもそれらしく見えます。
続いてタックインしてみました!
個人的にはこの着方の方が落ち着きます。
襟の開き方、前立ての見え方などパンツの股上とも良いバランスに思います。
今回はプルオーバー&バンドカラーというご提案でしたが、もちろん通常のフロントオープンのバンドカラーや、ワイドスプレッドカラーのプルオーバーなどもお仕立て可能です。
ドレスシャツと変わらない本格的な仕立てでありながらカジュアルでスポーティーというのがスポーツラインのポイントです。
さて、続いてはスポーツジャケットのダブルブレステッドバージョン。
こんな感じで仕上がりました!
ダブルは6つボタンが主流ですが、今回のサンプルについてはカジュアルさと軽さを出したかったので、あえての4つボタンにしました。4つボタン、マイルドで優しい印象です。
(もちろん6つボタンもご注文可能です。)
滑らかなアウトカーブを描く太めのラペル、寝過ぎず立ち過ぎずのピーク、ロール感も文句無し。
裏はシングルと同じく大見返し仕様。
ご覧の通り裏地がちゃんと着くのは袖くらいで、あとは生地だけで構成されています。
(明るいブルーに見える箇所は裏地では無く、デニム生地の裏側です。)
バンドカラーと共に上下で着てみました。
アンコンストラクテッドなので、本当に軽くて柔らかいのですが、ものすごくちゃんと見えます。
これはこれで良いですが、着込んで全体的に着ジワが入った位がこなれた感があってベストコンディションかと思われます。
ダブルブレステッド自体は好きで良く着るのですが、アンコンストラクテッドのダブルは初体験。
軽快で柔らかく包まれる感じで、これは春夏のマイスタンダードに決定です。
シングルと同じく、ナチュラルショルダーと柔らかい胸のドレープが特徴です。
段返り風に下のボタン掛け。
ドレス仕様のスーツで崩した着方はあえてトライした事がないのですが、この仕立てと生地だと下のボタン掛けや内側のボタンを一つだけかけて前を開ける等、あえて柔らかさや軽さを楽しむ様な着方もありだと思いました。
弊店のイチオシ、カチョッポリのウールシルクリネンデニムで上下を仕立てました。
ジャケット単品パンツ単品でも着てみましたが、抜群の汎用性でヘビーユース間違い無しです。
ラグジュアリー感のあるデニム生地です。
カチョッポリ以外にもテーラードに適した上質なデニム素材を多数ご用意しております。
ドレッシングラボのスポーツライン第二弾、いかがでしたでしょうか。
スポーツラインはまだまだ続きます。
次のお知らせもお楽しみに!