『YUKI SHIRAHAMA BOTTIER』ビスポークシューズ 取り扱い開始

この度ご縁に恵まれ、素晴らしいビスポークシューズをザ・ドレッシング・ラボにて取り扱うこととなりました。

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「ユウキ・シラハマ・ボティエ」。京都を拠点に活躍されている、白濱結城(しらはま ゆうき)氏の靴です。パートナーの職人さんとお二人で、最高級の注文靴をハンドソーンウェルテッド製法で作り続けています。

白濱さんとの出会いについて。以前から同じスーツ業界の先輩や親しいお取引先の方から、「とてもフィッティングが上手で美しい靴を作る、凄腕の職人がいる」と噂には聞いていました。その時はまさか弊店で取り扱うことになるとは思いもしなかったのですが、去年末にご紹介で白濱さんにドレッシングラボに足を運んで頂き、そのままとんとん拍子でお話が進み、2021年より定期的にオーダーイベントを開催させて頂くことが決まりました。

20210128_yuki_shirahama_bottier_bespoke_shoes_01.jpgそんな噂に聞いて憧れていた白濱さんの靴、本当は私も履いてご紹介したいところですが、何せバックオーダーを沢山抱えていて、仕上がりまで1年を要する人気職人。私の靴はまだ仮縫いの段階ですが、白濱さんからの受売りを交えつつ、特徴をご紹介して参ります。

最高峰のフィッティング精度

白濱さんの靴は1足目から、そして履き始めから満足のいく履き心地が約束されています。俗にビスポークシューズは、2〜3足オーダーしてようやく納得の仕上がりの靴が出来る、などと言われたりもしますが、白濱さんはこの1足目の仕上がりに全身全霊を注ぎます。1足目からの仕上がりのクオリティを支えているのは、独自のフィッティング手法です。

ビスポークですので、当然採寸を元に仮縫いをするのですが(最低2回)、1回目の仮縫いはなんと、透明の樹脂で作った靴で行います。これにより、どこが余っていて、どこが当たっているか、指先やかかとがどの様な状態にあるのか、一目瞭然です。

それから2足目にして、一般的な革で作った靴で仮縫いをします。この時にはかなり高い水準のフィット感となっていますので、微調整にて本縫い(完成品)に進むことができます。万が一ここでフィッティング精度がイマイチの場合は、念のためにもう1回仮縫いを挟んで、間違いなく満足のいく仕上がりを目指すのです。難しい足で、他でビスポークしてもダメだった方も、白濱さんのフィッティングにかかれば解決するとのことです。合う靴が無いと諦めていらっしゃる方も、試して頂く価値ありです。

先日私も1回目の透明仮縫いをしたので、その時の様子をご紹介します。まずは靴下を履いた状態で透明の靴を試着。(写真の右に写っているのが白濱氏。この後京都に帰るので、出張スタイル。超一流の職人だからこその肩の力が抜けた自然体が、白濱氏の魅力の一つです)。ちなみに最初の採寸の時に、「土踏まずが自然にアーチを描いている。健康な足の証拠」と褒められて嬉しくなりました。また右足と左足で比べると、かなり左足の方が小さいそう。こういう自分の体を知ることができるのも、オーダーの楽しみです。
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続いて靴下を脱いで、もう一度試着。素足で履くと、靴に密着した部分の肌が白くなります。これによりどこがどのくらいの強さで当たっているのか、さらに正確に把握できるのです。
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パンツの裾の細さに対して靴が長く見えるので、爪先の捨て寸を削って、靴の見た目を短くすることになりました。服の仕立ても同様ですが、足の寸法だけ見るのではなく、体型や服とのバランスを見ながら、そして好みを伝えながら良い塩梅で作っていくのが、ビスポークの醍醐味です。20210128_yuki_shirahama_bottier_bespoke_shoes_30.jpg

採寸内容が書き込まれた仮縫い。次回は革の仮縫いです。1回目の仮縫い、しかも樹脂性なのに、これはこれで履けそうなくらい良いフィット感だったのが驚きでした。20210128_yuki_shirahama_bottier_bespoke_shoes_31.jpg

技術に裏打ちされた柔軟性

白濱氏にご自身の好む、いわゆるハウススタイルについて質問をしたところ、しいて言うならばエレガントなフレンチスタイルとのこと。しかし、そのテイストを押し付けるのではなく、あくまでニュートラルに、お客様のご要望を第一に仕立てるのが、白濱さんの信条です。お客様に似合うテイスト、デザインの靴を引き出して提案してくれるだけでなく、仕様もお一人お一人のお好みに合わせて作ってくれます。それを実現するだけの技術があるので、自由にリクエストすることができます。それは、英国靴、イタリア靴、そしてフランス靴の仕立てを体当たりでマスターした白濱氏だからこそ出来ることです。
※最下部のギャラリーにて、白濱氏の作品をご覧頂けます。ドレッシーな靴から、スリッポン、サイドエラスティック、ブーツetc.多彩なデザインながら、どれも本当に完成度が高く、美しいです。20210128_yuki_shirahama_bottier_bespoke_shoes_34.jpg例えばソール(靴底)について。ビスポークシューズ=レザーソールというイメージがあるかも知れません。確かに白濱氏の手作業で滑り止めの溝が施されたレザーソールは息を飲む美しさですが、お客様のご要望に応じてラバーソールや、スニーカーの様な軽くてクッション性に富むEVA素材のソールを選択することも可能です。インソールも、お客様のご要望に応じてスニーカーの様なクッション性のあるインソールにすることまでできます。どんなリクエストも実現できる技術と経験値があるからこそ、クラシックやハウススタイルに捉われず、とても柔軟。これも白濱氏の作る靴の魅力、強みです。20210128_yuki_shirahama_bottier_bespoke_shoes_35.jpg

パティーヌ

白濱氏の真骨頂、「パティーヌ」。パティーヌと言えば某高級メゾンが頭に浮かぶ方も多いと思いますが、まさにフランスで発展した革の染色技術です。染料を重ねることで、独特の深みのあるグラデーションが生まれるのが特徴です。白濱さんは日本でビスポークシューズの仕立て修行をした後に、このパティーヌの技術を学ぶべく、わざわざフランスへ渡ったというのですから、その情熱のほどが知れます。

一方の私は、これまでもパティーヌを施された靴を見て、「美しい!」とは思いつつも、とても華やかで主張があるため、自分の着こなしには合わないと思い、これまで試したことはありませんでした。自分が履いているイメージが湧いてこなかったのです。

ですから、私の1足目を仕立てるにあたり白濱さんとの打ち合わせで「林さんの服にはパティーヌ、絶対似合うと思いますよ!パティーヌで行きましょう!」と言われた時はびっくり。一瞬どうやってパティーヌじゃない方向に持っていこうか考えてしまいました笑

しかし、白濱さんの説明を聞くうちに、これはパティーヌを理解していないが故の「食わず嫌い」であることがわかりました。「パティーヌ」というと、様々な色が使われていたり、パティーヌが映える様に明るい色使いだったりと、華やかで明るい靴をイメージしがちですが、落ち着いたダークカラーのパティーヌがちゃんと存在すること。また、パティーヌの良さは単なる見た目の美しさだけではないこと。パティーヌを施した靴はとてもしなやかで足馴染みが良く、吸い付く様に履きやすいのだそうです。食わず嫌いだったパティーヌのイメージが覆されて、気がつくとむしろパティーヌをぜひ体験したくなっている自分がいました。

以下は白濱さんがパティーヌを施したビスポークシューズたち。「これがパティーヌ?」と思うくらい、とても控えめでエレガントです。

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そんな訳で私は人生初のパティーヌに挑戦することになりました。1足目ですので、私の着こなしを全てカバーできるくらいの、オールマイティーにして普遍的な1足をお願いしています。仕上がりが本当に楽しみです。

記念すべき第一回目のオーダー会は2月13日(土)、14日(日)の二日間。白濱さんと一緒に、皆様の人生にずっと寄り添ってくれる靴をご提案させて頂きますので、ぜひ足をお運び下さいませ。既製靴の感覚からすると決して安いお買い物では無いですし、仕上がりまで1年も待ちますが、自分のスタイルにぴったりと合った、一生履けるベストフィッティングの靴が手に入ると考えると、本当に価値があるお買い物だと思います。将来「あの時オーダーしておいて良かった!」と、きっと思って頂けるでしょう。

白濱結城氏のビスポークシューズについてお問い合わせがございましたらContactフォームから、ご予約はReservationフォームから、お気軽にご連絡下さいませ。どうぞ宜しくお願い致します。

YUKI SHIRAHAMA BOTTIER
ビスポークシューズ オーダーイベント

・日程:2021年2月13日(土)、14日(日)
 ※ご予約制

・納期:約1年〜1年4ヶ月
 ※仮縫い2回有り

・価格:税抜き¥370,000〜
 ※2足目以降は¥350,000〜

Photo Gallery

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Posted by Tomohiro Hayashi

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